アセンション(5次元)を目指す方々へ
書籍: 「天地の対話」シリーズ2 『アセンションからリセット・リスタートへ』に収録
1.アセンションが起こらなかった理由
2012年12月22日にアセンションが起こると言われていましたが、それが起こらなかったのは、<地球の現状>が、他惑星のアセンションの状況とは違っていたためでした。
現在の地球は、死後も地上にしがみついている憑依霊(未浄化霊)たちの悪想念のかたまりが、黒いモヤとなって堆積しています。死後世界を否定していた彼らは、意識があるためにまだ生きていると思い続け、自分たちの欲望を満たすために、地上の人々に取りついてしまうのです。
それが数人であれば大した影響はないのですが、この100年の間にその数は激増し、地上と重なっている幽界は、彼らの想念でほとんど覆いつくされてしまいました。
その結果、それまで天と地が連動して機能していた地球は、その循環性を失うことになり、天からのエネルギーが地上に届かなくなってしまったのです。それが地球全体でアセンションを決行できなかった大きな理由です。
2.二極化する現状
一方、人類の霊性は全体的に見ると確かに向上しており、その波動も細やかになってきていることは事実です。そのような愛と調和に根差して、アセンションの希望を持っている方々は、宇宙からの支援の光が個人的に注がれています。みなさんが高い波動になるにつれ、その波動に共鳴する愛の光を受け取っているのです。そして何より、あなた自身の想念や行動も、同様の光として放射され、自他を照らしています。
このように地球の現状としては二極化しているため、地球人全体で5次元にアセンションするということではなく、個々人の成長度合いに応じた環境が、それぞれに用意されることになりました。では5次元にアセンションをされる方々には、どのような変化が今後起こるのでしょうか。
3.アセンションによる5つの基本的変化
そもそもアセンションとは、3次元から5次元に次元移行をすることです。それによって3次元の今の状況と変わることが、大きく分けて5つあります。
1つ目は、波動の精妙さです。今の3次元よりも波動が細やかに振動するため、物質としての重さ、固さ、移動スピードなどが、格段に軽やかになります。肉体も霊体に近いものになるため、物質へのとらわれなどから解放されることでしょう。
2つ目は、個の範囲の拡大です。これまで物質的肉体で区切られていた個人が、意識の上で半分ワンネス状態になるため、他者とつながりやすくなります。周りの自然環境や天とのつながりも、実際の体感をもって感じられることでしょう。それにより、個人のエゴが暴走するようなこともなくなり、全体と調和した社会が形成されていきます。
3つ目は、法則の変更です。3次元では<因果応報の法則>で、この法則は個に区切られた自我が、自らの責任を果たすことを学ぶためのシステムでした。その学びを終了した5次元になると、<思念は現実化する>という法則に変わります(ただし、個人の欲求を都合よく満たすための<引き寄せの術>とは別物で、全体調和にかなった思念が現実化するということです)。
4つ目は、出来事が見事なタイミングによって、運ばれてくるように感じることです。5次元になり、自我と魂がある意味1つの調和をもったつながりの中にある状態になれば、与えられる現実は、自分に必要なことがどんどんやってくる、と感じられるようになります。5次元では原因と結果のタイムラグがほぼなくなるということが、その要因です。3次元における物質の変化はそれなりの時間を要しますが、5次元における思念というのは、すぐに物質化=現象化が可能だからです。
<今>として与えられている現実や、様々なタイミングというのは偶然ではなく必然であり、その秩序だった完璧さは見事です。そしてその流れをうまく使っていくという、加速化した現実にみなさんは居心地のよさを感じられることと思います。
5つ目は、霊的能力の自由な開花です。3次元では肉体や物質にさまたげられて開花しなかった霊的能力が、それぞれの資質や特性に応じて花開いていきます。3次元でも各人の特性はバラエティに富んでいますが、5次元ではそれに霊能も加わるということです。テレパシーが得意な人、ヒーリングが得意な人、次元移動ができる人など、多種多様です。いきなり全部の能力が開花するというよりは、それぞれの得意なところがまずは伸びていき、専門性を持つことで、全体としての多様性も生まれます。
以上が、5次元に次元上昇することで変化する、基本的な5項目です。
しかしこれらに関しては、すでに馴染みのある方も多いのではないでしょうか。そのような方は、もうすでに波動としては5次元の状態になっている、もしくは近づいているといえます。自らの波動が変わると、もう次の法則が適応されるからです。アセンションは自然な変化であり、上昇です。今みなさんが向かっている流れの先にあるもので、まったく想像できない世界ではないということです。
4.アセンションに向けての心構え
アセンションが今後あるのならば、私たちはそれに向けて何ができるのでしょうか。
①愛に基づいた意識的な選択をすること
まずは「愛に基づいた意識的な選択をすること」です。全体としてのアセンションの可能性がなくなった今、人類全体が自動的に押し上げられて、次のステップに連れていってもらえるわけではありません。
「ただ流れに乗っていればいい」という意識だけでは、いつの間にか二極化した影の方に巻き込まれていくこともあります。あらゆる未来の可能性がある中、あなたの意志で主体的に選択していくことによって、光(より高い波動の世界)への道を進んでいくことができるのです。ただ目の前の状況や感情に<流される>だけにならないよう、よくよく意識(気づき)の光を内面に灯し続けていただければと思います。
②今、目の前の現実に向き合うこと
次にあげられるのは「今、目の前の現実に向き合うこと」です。<今>の中に、すべてがあります。今、ここにいる自分は、過去と未来の自分ともつながっているからです。ですから、<今>というのは、あらゆる可能性を秘めています。
<今>、立ち現われてくる現実は、完璧なタイミングで(あの世の)あなた自身が演出したものです。それに真摯に向き合っていくことこそが、今を生きることになるのです。
③明るく希望をもって、未来を思念すること
そして最後の1つは、「明るく希望をもって、未来を思念すること」です。思念の力については、それが現実化すると、すでにお伝えしました。暗い情報に曇らされたり、恐れに支配されたりすることなく、強い意志をもって光に向かって進んで下さい。そうすることは、前進する道先を照らしてもらえるだけでなく、あなた自身が<新しい地球>を創造することにもつながるのです。
みなさんがより愛にあふれたイメージを持って生きることで、それが美しい光として放射されているのです。その光がどんなに美しいものであるかは、みなさんの想像以上のものがあります。ご自身がこれから住まう場所そのものに対して、想念のエネルギーを提供している、ということなのです。
さてここまでで、アセンションに向けてできることとして、「愛に基づいた意識的な選択をすること」「今、目の前の現実に向き合うこと」「明るく希望をもって未来を思念すること」を提案しました。どなたにも可能性があり、今からでも間に合います。私たちは1人でも多く、新しい世界にご招待したいと思っていますので、みなさんが諦めない限り、支援の光は届くはずです。
二極化したもう一方の影のエネルギーは、日々その勢いを増し、各地で頻発している災害は、そのエネルギーが発散されている状況ともいえます。この3次元の世界は、これまでの因果を精算しなければならない状況ですので、それには自然な浄化作用も働くことでしょう。
それに対して私たちがすべきことは、それはそれとして受け止めることです。それを食い止めようとしたり、心配や不安に巻き込まれる必要はありません。そのように恐れることなく、明るい希望の光に焦点を当てていくことこそが、みなさんの仕事です。私たちが意識を向ける先は、アセンションした<新しい地球>の5次元です。
アセンションは、間もなく起こります。より高次元からの<リセット>と同時に、次元の扉は開くからです。
<5次元の補足説明>
2017年5月15日
「地球の特殊性と、リセット・リスタートの仕組みを、説明してください」
『地球の地球の地球の特殊性は、次元間の移動ができないことです。すなわち、3次元から5次元への行き来ができないよう、そこにシールドが張られているということです。これは、この地球を神と分離した個の体験の場として創ったために、他次元から隔離することで分離が実現し、なおかつ分離した個が放つ暴走するエネルギーが、他次元に影響を及ぼさないようにするための措置でした。
その結果、地球の中で魂が循環するという<輪廻>が生まれました。個の学びが終了するまで、そのシールドの外には出られないということで、個の成長の保証とワンネスへの影響抑制の両方を、そのシールドは担っているのです。しかし、そのシールドがあるために、地球霊の次元シフト(アセンション)は、他の惑星とは違う複雑なシステムが必要になりました。多くの惑星のアセンションは、次元が上昇すれば自然と内部から新たな次元が現れることで、移行していきます。振動数が変わるだけなので、それが変われば次の振動の域に波長が合うという、シンプルなことだからです。
また、他惑星にリセットがないのは、基本的に大元の神と一体化しているために、向上し進化していくようになっています。その一方で選択の自由を与えられた地球人には、人間の欲で下降する(神から離れる)権利も持っています。しかしそうなった時は、リセットするという、もう一度やり直すチャンスが与えられるという仕組みで、それは地球ならではの現象なのです。
今回は、その<リセット・リスタート>とアセンションが同時に行われます。それを地球圏内にいる人が理解して成し遂げることは難しいために、(7次元以上の)高次元からの支援者が地球にやってきているのです』
2019年5月3日
(注:以下は、2019年4月30日までに予定されていた<リセット>が、アストラル界の闇に阻まれて残念ながら不発に終わったが、<リスタート>は思いがけなく3次元の方からなされた、という説明です)
『4月30日深夜0時、令和の合図と共に、根の国の意識(とエネルギー)は3次元の直日を通り、外に躍り出ました。それによって<新しい地球>が誕生しました。これは、起こり方のシステムは少し違いますが、従来言われていたアセンションと同様の状態になったといえます。ただ、その<新しい地球>には肉体のままでの次元移行はできず、個々の人が肉体の死を経由することで、そちらに行けることになりました』
◎<新しい地球>の5次元での生活
『5次元で生きる個は、霊体をまとっています。みなさんがよく知る幽霊は、アストラル界(幽界)での在り方である幽体をまとった姿ですが、霊体はそれよりも波動的に精妙なもので、見た目には幽体とさほど変わりはありません。しかしエネルギー効率の非常によい体ですので、何かを食べなければ生きてはゆけないということはありません。ヨガの行者がプラーナ(気)だけで生きていけるのと同じで、食料からではなく、偏在する宇宙エネルギーにアクセスすることで活動エネルギーを得ているからです。
感情も沸き上がりますが、物質や個にとらわれている観念がないために、その瞬間ごとにわいては消えてゆく一時的なものです。神としっかりつながっているため、喜びや意欲などのポジティブなものが多く、現在の地上からすれば天国や極楽浄土とさえ思える、歓喜に満ちた明るさを感じられる環境です。
生活は20~30人を1単位としたコミュニティーが点在し、その点がネットワークとなってつながって暮らしています。すべてが手作りの自給自足生活で、自分たちが住む建築物すらもみなの思念を合わせて創っていきます。建物だけでもそれぞれに個性的で、7次元の幾何学と連動した非常に美しい形をしています。現在の地上でも、神秘的な大聖堂や寺院、ゲーテアヌムなど、その構造や造形美に真理が秘められているものは存在しますが、それが5次元では各個の生活する自宅において、またその空間性や椅子の形1つをとってまでも、洗練された美しさを伴う細やかな配慮がなされています。
そのような居心地のよい環境に住んで、それぞれは自分の個性を生かした活動をしています。音楽や絵や詩作など芸術に関わる方もいれば、建築士、家具職人、動植物の研究、宇宙や幾何学の解明、ヒーリング、ガーデニングなど、それぞれが何らかの専門に特化してその特性を生かし、持てるものを与えあいながら協力して暮らしています。
個でありながらも、深いところではワンネスとして皆の意識はつながっていますので、コミュニケーションは言葉での会話でもなされますが、テレパシーやオーラから発するものでも大方伝わっていきます。目の前にいる人だけでなく、まったく違う場所にいる友人や、はたまた5次元の違う場所にいる宇宙人とも話すことができます。より上の階層(次元)から直観的ヴィジョンで一気に情報が伝わってくることもあり、それをコミュニティー全体にもヴィジョンを(思念で送って)共有する形で伝えあいます。
自然と自分は一体であるという感覚があり、大地や動植物が何をリクエストしているのかを直観で感じ取ることもでき、いつ雨を降らせるかにも意志的に関与することがあります。このあたりの感性は、ネイティブアメリカンの方々ももっていましたが、その能力をもう少し高めた状態が5次元のベースとなっています。
魂の成長度合いや各個の能力には幅があり、長老のような知恵に長けた方がコミュニティーの秩序を守っています。すべてが自給自足ですから、お金のために働く必要もなく、魂が喜ぶことを日々行い、それを具現化させることで5次元なりの在り方で神を体現した生活をしているということです。それは明るい光の中に包まれて生きるような愛にあふれた至福の時間だといえます。
自分とは何か、神とは何かを知ろうとする意欲にもあふれていて、そのようなことを仲間と語りあうというのは日課です。意識とは何か、上位次元の宇宙の神秘など、分からないことは山ほどありますが、真理を少しずつ分かっていくこと自体が喜びです。5次元では、3次元でいう死というものはなく、次の成長の段階に移行するときには、霊体を脱いで意識を移動させます。
◎<新しい地球>に移行するには
このような<新しい地球>の5次元に移行するには、この最後の地上生活において、自分の心をありのままに見て、第1層(魂の願いや課題)にかなった生き方をすることです。第1層とは何も、スピリチュアルなことばかりとは限りません。それは今、目の前に提示されている現実に向き合うということです。目の前の課題がクリアされれば、より深い魂の願いを生きる段階にもなっていきます。この世は、魂の学びのために、あらゆる環境を<あの世の自分>が設定しているので、<今>に立ち現れているものにしっかりと向き合うことが大切だということです』
2020年4月27日
「アセンションをする方々に、リセットも含めた説明をお願いいたします」
『地球でのアセンションは、これから起こる<リセット・リスタート>と同時に行われることになりました。それはこの地球の次元間のシールドが、その一瞬にだけ外されるという仕組みがあるためです。
2012年12月22日に行われるはずだったアセンションは、アストラル界の闇に阻まれて、5次元の天界からの光を届けることができませんでした。そのため、より高い次元による突破方法が模索され、今では9次元・11次元からのリセットの方法が解明されたために、その宇宙規模での<リセット・リスタート>の機に乗じてアセンションも執り行われることになったのです。
高次元からの視野で地球の構造を解明していくと、そもそも地球というのは、様々な次元の方々を、宇宙のあちらこちらから受け入れることができ、なおかつシールドで区分けされながらも、複数次元が重層的に重なった構造を持っていることが分かりました。地球の集合意識の核にあたる部分(直日)は、最終的には<大元の神>にもつながっていること、またそれぞれの自我には神と同様の意識が直接流入していることも分かったのです。このように、地球とはこの宇宙の中で唯一無二の特別な星であり、<人間原理>としてのこの地球を創るために宇宙のビッグバンはあったといえるほどです。
そのような複雑な地球であることが解明されたため、一般的なアセンションのように、スムーズな次元移行とはならず、より高次元(9次元・11次元)からの<リセット・リスタート>(=地球を含めた宇宙の生成・消滅の繰り返しのプロセス)の中で、アセンションも実現するということになりました。
具体的には、3次元では何らかの大消滅が起こり、その時に肉体的には死を迎えられることでしょう。しかし肉体とは3次元のボディースーツにすぎないので、それを脱げば霊体となって、無事5次元の地球に移行できることになります。
また、宇宙からアセンションの支援に来られていた方々は、<リセット・リスタート>と同時にすべての次元シールドが解除されますので、ご自身の戻るべき星に一瞬で帰ることも可能です。UFOなどで迎えに来られる星団もあるようですので、様々あるアセンションストーリーの中から、ご自身が最も共鳴されるものを選択していただければと思います。
アセンションの定義における細かな違いや、戻るべきところはそれぞれとしても、<リセット・リスタート>と共にそれは起こり、そしてその時期は<間もなく>だといえます。思い残すことがないよう日々をお過ごしいただき、<その時>はご自身の行くべきところを意識していただけば、光に運ばれるかのように速やかに移行していくことでしょう。』