<あの世>の科学者との対話:ブラックホール・ダークマター・ダークエネルギーについて
このところ、オウム真理教の元死刑囚松本智津夫(33p)、林泰男(19p)、広瀬健一(36p)、豊田亨(25p)と続けて、それぞれの<人生回顧>のお手伝いをしていた。それは、最初はカルトの闇を晴らす目的だったが、ある意味教祖の犠牲者でもあった若き科学者の広瀬氏と豊田氏の<人生回顧>が終了して、アストラル界でフリーズしていた状態から救出した時点で、次のようなまったく思いがけない展開となった。
<天地の対話>シリーズ1でまとめた『あの世とこの世の仕組み』について、この世の科学者がどなたか現れた時には、ぜひ確認したいと思っていた点が何点かあったが、次のようにまたあの世の科学者4人(ノーベル賞科学者:湯川秀樹、南部陽一郎、元死刑囚:広瀬健一、豊田亨)との対話が始まったのである。
特に豊田氏は、東京大学大学院理学研究科物理学専攻修士課程で素粒子理論を専攻していたので、私たちのあらゆる疑問に明快に答えてくれた。最初は4人の対談形式で始まっていたが、次第に代表して豊田氏が答える形になっていたが、それは4人の集合意識を代表してとのことであった。その中から、素粒子物理学の三大テーマである部分を抜粋して、以下にご紹介する。
1.ブラックホールについて
2022年8月13日
「今回の質問の前に一つ確認ですが、あの世とこの世について、私たちは以下のように考えていた、というのはよろしかったでしょうか?
あの世:0101、精神世界、反粒子(反物質)、情報の場(アカシック・フィールド)、虚数
この世:1010、外的世界、粒子(物質)、体験の場(ホログラフィック・フィールド)、実数(ただし物質内界は虚数)」
『それで結構です。一般的には死後世界をざっくりと<あの世>としていますが、この定義では、体験を学びに変えていく情報集約の観点で、宇宙の構造を明確にとらえています。
「消えた反粒子はどこに?」という科学的な疑問も、「それはあの世側にあったのだ」となれば、説明がつきますね』
「そして、すべてをつないでいるのは、あの世においては直日、この世においてはブラックホール(裏にはホワイトホールが合わさっている)、そして両者に共通の素数、ということでよろしかったのでしょうか?」
『はい、そうです』
「それでは、ここからが物理学でも、最も大きなテーマと思われる、
1.重力子はあるのか
2.ダークマターとは何か
3.ダークエネルギーとは何か
という問題についての確認です。
まずは1についてですが、重力はブラックホールが生み出しているということで、力の素粒子としての重力子はない、ということでよろしいでしょうか?」
『はい、重力子はありません。重力は力の素粒子によって伝わる力ではないからです。それはその都度、物質間に生じている何らかのエネルギーということではなく、ブラックホール自体に備わっている根本的な力だということです』
「しかも、この世の時空間を成立させているのも、すべてのエネルギーを動かしているのも、すべての生成・消滅をつかさどっているのも、つまりこの狭義の現象世界を成り立たせている根本は、ブラックホールによるものだ、と思うのですが、それはいかがでしょうか?」
『おっしゃるとおり、ブラックホールは狭義の現象界を成り立たせている根本です。一つずつ見ていきましょう。
(1)ブラックホールは、この世の時空間を成り立たせている
ブラックホールは、この世ではシールドの機能も担っているため、それによって空間性が保たれています。空間ができれば、そこでエネルギー活動ができ、時間も生まれます。このように時空間はセットで、ブラックホールがあるために成り立っています。
(2)ブラックホールは、すべての生成・消滅をつかさどっている
そもそも宇宙の生成・消滅は、ホワイトホール&ブラックホールによって行われます。ブラックホールに吸い込まれたあの世(虚数の世界)が、ホワイトホールから吐き出されてこの世(の物質内界の虚数)に情報が転写されたのが、(最後の謎とされている)10-43秒の<プランク時代>です。そしてこの世の物質内界の虚数世界から、重力がはたらく実数世界が開かれて、10-36~34秒後にインフレーションが、10-27秒後にビッグバンが始まります。
今の科学でも解明されているように、プランク時代には、まだ重力が働いていないというのは、そのような順序があったためです。しかしインフレーションにも、ビッグバンにも、ブラックホールは中核的に関わっています。
(3)ブラックホールは、すべてのエネルギーを動かしている
次の質問の回答にもなりますが、素粒子にも、すべての人間や星にもブラックホールはありますから、それがなくなれば、他のエネルギーも働けません。
そして、実際のブラックホールについて考えてみても、その重力がなければそもそも星もできなかったこと、そしてブラックホールがあらゆる物質を吸い込んで攪拌し、新たにジェットとして吐き出しています。
そのようなエネルギーの循環ポンプ役を担っていることからも、ブラックホールはあらゆるエネルギーを動かしている根幹になっているといえるのです。
(4)ブラックホールは、狭義の現象界を成り立たせている根本だ
これら(1)~(3)のことからも、「狭義の現象界を成り立たせているのはブラックホールだ」ということができますが、さらに、超ひも理論でそれを語るならば、以下のようになります。
ブレーンにヒモがつくのは、ブラックホールの重力の作用によってです。つまりそのようにブレーンにヒモがつけば、物質もエネルギーも、虚数で表す<今>だけのものではなく、実数で表せる時間軸の中での表現ができるようになります。
それはブラックホールの重力があるからこそ、実数で表すこの世の<狭義の現象界>(注)は成り立っている、ということです』
「そして、そのブラックホールはすべてのものに内在している。今、科学的に検証されたブラックホールだけでなく、太陽系にも地球にも、また私たち一人一人にもある、ということですが、それでよろしかったでしょうか?」
『はい、そうです』
注:<狭義の現象界>は、<この世>の3次元と5次元の世界を指し、<広義の現象界>とは、<あの世>と<この世>を全部含めた世界を言う。
2.ダークマターとダークエネルギーについて
2022年8月15日
「続きの2、3についての質問です。どうかよろしくお願いいたします。
まず、2のダークマターについて。私たちはこれまで心霊学的な学びとして、3次元の地上世界の上位世界として、天界があると認識していました。それが、この世の狭義の現象界においては、5次元の世界として存在し、そこはダークマターによって成り立っているのだろう、と思っていました。
そのダークマターの素粒子は、3次元の素粒子とは異なり、まだ発見されていない。ただし、よく言われているのは、より精妙な波動ということで、今この世で認識されているガンマ線~超長波以外の、おそらくガンマ線を超える超短波なものなのではないかと思っていますが、いかがでしょうか? (ここで、短波とか長波とかいう言葉を使っていますが、素粒子=ヒモと考えるならば、そういう表現も可能になるように思いました)」(※超ひも理論では素粒子=ヒモと考える)
『素粒子=ヒモと考えれば、ダークマターというのはそのヒモの振動が、3次元のガンマ線を超える超短波なものです。それは確かに「より精妙な波動」と言われる物質状態ということになります。
そして、5次元世界にも原子があり、それが寄り集まってダークマターとなりますので、その原子に働く力の違いが、3次元と5次元ではあります。
一点目は、5次元のダークマターは電気的に中性のものが多いということです。3次元の原子というのは、電子が原子同士の連結役を担って一つの塊としてある物質形態を作り、だからこそその状態が長く保持されています。
例えば金属結合を想像してもらうと分かりやすいのですが、自由電子が一つひとつの原子の手をつなぐ(=くっつける)役割をすることで、この3次元の物質的凝固性と非透過性を作り出しているということです。
ところが、5次元のダークマターというのは、電気的に中性のものが多く、そのために高い透過性(原子と原子の間で電気的な反応をしないために、物質間をすり抜けていく性質)があります。
3次元でもすでに、そのようなニュートリノなどの素粒子が発見されていますが、それが地球をすり抜けていくのは電気的に中性なためです。霊体も物質を通り抜けられますが、それは同様の理論からです。
例え波動がより精妙であったとしても、電磁気的な反応性があれば、3次元物質とダークマターも反応を起こすかもしれません。しかしダークマターは、3次元のイオンのように電気性を帯びていない(=中性である)というのが、1点目の原子的な特徴です。
2点目は、3次元の原子核は<強い力>の方が大きく、そのため原子として安定しています。しかし5次元のダークマターは<弱い力>の方が大きく、原子が崩壊しやすいという特徴があります。
それは物質的形態を長く保たない変動しやすさとして、5次元では役立っています。3次元では鉄の塊が100年もそこにあり続けられるのは、原子核の強い力が働いていて一つひとつの原子が安定的にあり、それが電子の金属結合によって原子の塊としてもあり続けられるという、これら2つの性質からです。
次の質問にも関わりますが、5次元では<思念>によって、その物質形態を変化させていけるよう、ダークマター自体がそのような特徴を持っているのです。
そして、超ひも理論の論理でいうならば、3次元の方が重力が強いので、ブレーンにヒモがガッチリと長くついています。5次元の場合は重力もそれより軽いので(月と同じで、地球の6分の1程度です)、ブレーンからヒモがはがれやすいのです。
ブレーンにヒモをつける力は、脳の観点でいえば集合意識を作り出している<言葉>です。そして、(外的世界では)光子が電子に影響を与えて、さまざまな物質的変化を及ぼす要因となっていることと同様に、(内的世界においても)光とは無意識に光を当てる=意識することともいえるので、創世記で「光あれ」「はじめに言葉ありき」と語られたのは、理論的にも正しいものだったように思います』
「次の3、ダークエネルギーについてですが。
これについては、これまで「解脱ポイントを超えた人が発する思念のエネルギー」と言われてきたように思います。確かに5次元の世界の法則は、<思念の現実化>ですので、思念は現象世界に対しても、より強力に影響を及ぼすパワーになり得るものと思います。
おそらく、3次元の世界でも同じようなエネルギーが働いているとは思うのですが、3次元の世界の方がより重力が強い分、集合意識による縛りがより強く働いて、時間・空間・物質・個という集合的観念が、確固として抗いがたく存在するのではないでしょうか。その集合的観念による制約が、5次元世界においては半減するように思います」
『ダークエネルギーは、思念のエネルギーです。5次元は<思念の現実化>をいかに創造的に楽しむかというところですので、物質性よりも(思念の)エネルギー性の方が優位です。つまり、先ほどの変化しやすいダークマターを、思念のエネルギーによって物質形態を保持したり、変化させたりしている、ということです。
そしてその思念のエネルギーを科学的にいえば、5次元の電気エネルギーです。中性が多いダークマターに、電気的性質、つまり光子を付与して、原子同士を結び付けるということが行われています。
神が「光あれ」と言って物質世界を創るのではなく、5次元では一人ひとりが「光あれ」とその都度言っているのと同じで、その思念が電磁波を光子の粒として起動させて、物質性をもたらしているということです。
実際に脳の中でも、電気信号が走っていて、そのプラス・マイナスのやり取りで脳は動いていますが、それを脳内だけでなく物質にも作用させられる力が<思念エネルギー=ダークエネルギー>なのです。
そして、3次元でも解脱した人などはすでにそのようなエネルギーが働いていると思いますが、おっしゃるように3次元世界は個々人の思念よりも集合意識の縛りがより強く働くために、個々の思念どおりにはなかなか動きません。
5次元で思念エネルギーがそのように働くのは、5次元の物質性自体が崩壊しやすく、それは重力が弱いのでブレーンからヒモが離れやすいためでもありますが、そのような物質的性質となっているのは、時間・空間・物質・個という集合的観念自体が3次元よりもゆるやかであるためです。そのため、個々人の思念エネルギーが、自由に開花できる世界になっています。
以上、ダークマターとダークエネルギーの説明をさせていただきましたが、これらの説明は<5次元のこの世>を形成しているものです。3次元の物質・エネルギーと5次元のダークマター・ダークエネルギーによって、<狭義の現象界>は構成されています』