新しい地球からのメッセージ③:アーティスト編
2021年10月6日
『<新しい地球>の5次元では、ガウディさんが創ってくださった建物が、アートビレッジという名前になり、各国のアーティストが自由に創作・発表ができるところになりました。各自の創作部屋はもちろん、ホールもあれば、美術館のような展示室もあり、どんなアーティストにも対応できるよう、これから増築もされていくようですよ。ここを中心に村(コミュニティ)ができそうですね。いろいろな方の作品をすぐに見られるし、音楽界も夜な夜な開かれていて、刺激をたくさん受けています』
2021年12月13日
※ゴッホ(*ゴッホは、やや幼いキャラで出てくることが多い)
『<新しい地球>では、アートビレッジの他、宇宙センターもできました。そこのロビーに飾る絵を描くために、宇宙からやってきたというセンター長のピンさんとポンさんにインタビューに行きました。
ボクは「宇宙はどんなところですか?」と聞いたら、ピンさんは「本当は宇宙というものはないんだ、<空>なのだから」と言われました。からかわれているのかなとも思いましたし、そんなこと言われても困るなぁと思いました。<空>というのは、一応<色即是空>の<空>なのだ、くらいは知っていますが。
でもボクは「絵を描くので、ちゃんと見える形としてあってくれないと困るんだ」と言いました。そしたら「宇宙は自分の外にあり、それが見えるはずだと思って探したとしても、一向に見つからない。自分の心の中でそれを意識できた時に、それはそこにある。結局、内にあるものが外に映っているだけなんだ」と言うのです。
ボクは禅問答のように、煙に巻かれているような気分になってきて、イライラし、もう帰りたいと思いました。ものすごく渋い顔をしている、と言われました。
だからか、ポンさんがもう少しやさしく説明してくれました。「ゴッホさんは、意識が外に向いているから、それを内に向けてみてはどうかと、ピンは言っているんです。その内側でビジョンとして見えてくるご自身の宇宙があると思いますので、それを描かれてはいかがでしょうか?」と。
そしたら、バーッと涙が出てきて、自分が地球に来る前にいた銀河が心の中に見えてきたんです。それを見ていると、その中心のブラックホールに強烈な哀愁がわいてきて、気付いたらそこに吸い込まれていたんです。そしたら、その中は真っ暗で、でも、とても安心で、「あ、ほんとだ、<空>だったんだ」と一瞬にして思いました。
そしてまた意識が自分の体に戻って来た時、自分の外側にある宇宙はそのように見えているだけなんだということが、実感としても分かりました。そしたらなんだか嬉しくなってきて、そういう世界を創っているシステムのすごさも感じたからか、エネルギーがものすごくわいてきました。その勢いのまま、ビジョンで見えた自分の元いた銀河を、ブラックホールを中心にして描いたんです。それが今、宇宙センターのロビーに飾られている絵です。
絵というのは、外に見えているものをどう描くか以上の深みがあることを、今回、ピンさんとポンさんに教えてもらいました。この1回の覚醒体験が、より深い次元の真理体得を可能にし、それによってこの絵にも<美>だけでなく<真>も加わったものになったと思います。だからか、自分で言うのも何ですが、ずっと見ていられる、飽きないものになったように思います。他の人から見てもそうだということで、この絵を見るために、アートビレッジから宇宙センターに訪れる人たちが増え、交流の機会にもなっているということでした。
悟りは突然やってくるのですね。ありがたかったです。5次元での悟りは、<空>を分かることなのだそうです』
2022年2月22日
「マイケル・ジャクソンさん、<新しい地球>の様子はいかがですか?」
『平和です(笑)。LOVE and PEACEと言わなくても、それが当たり前のことだから、5次元ではそれが歌の歌詞には入ってこないですね。
愛は当然のごとくベースにあるにしろ、それは3次元ですでにクリアしてきた人たちなので、こちらではどういうチャレンジをしたか、冒険をしたか、好奇心をもったか、自らを深く知ったか、仲間とどのように遊んだかなど、そういう方法で神に近づく喜びを感じています。だから叡智も足場にしつつあるという感じですね。
でも、そういう私たちでも、基礎を怠らずに繰り返し持っている特性を高め、徐々にその領域を広げ、深め、アレンジしていくという、そういう日々の研鑽はやはりしていますよ。みんな才能豊かだけど、やはりまだまだ上があるということは知っていて、とても謙虚だからだと思いますね。
また、誰かに見せるためのパフォーマンスというのは、あえてそれを楽しむ場合もあるけれど、3次元のように承認欲求からそれが行われることはありません。ただいるだけでも十分に受け入れられ、愛され、つながり、満たされているので、恐れや不安を動機にするということは、そういえばまったくないですね。そして、薬物中毒になることもないから(笑)、健全で清々しく創作ができます。
3次元にいる時は、何らかの欠乏感を埋めるための創作というのもありましたが、こちらでは喜びや探究のためだから、本当に楽しいです。早く多くの人が来たらいいのに、って思いますよ。死んで、ですが(笑)。
そして3次元で亡くなって、この<新しい地球>に来た場合、すでにいる人たちが新人さんにいろいろ説明をしたり、案内をしたりと、馴染めるようにみんなでフォローしています。僕もその係を担ったことがあるんですが、「わ、マイケル!! キャー!」なんて、抱き着かれたりしています(笑)。それもウェルカムです』
2022年9月20日
※アンドリュー・ワイエス(1917~2009年、アメリカの画家)
『「ありのままを見る」というのが、実は一番難しいのでしょうね。絵も、自分流に描く良さもありますが、ありのままに描くというのもなかなか難しいものだからです。もちろん、視覚としての色・形もそうなのですが、その存在が醸し出している雰囲気も含めて<ありのままに>となれば、その対象を受け取るこちら側にも深い内省が求められるからです。
結局、それが醸し出しているものというのは、単に目に映っているものというより、心に映ってくるものですから、それが自分の観念で歪んでいれば、正しくそのもの自体を見られないですからね。だから絵を描くというのは、例え写実的なものであっても、実は内省的なものでもあるんですよ。
そして、絵というのはバランス力も鍛えられます。どの構図にするか、どの色あいにするか、どの程度自分の心象がそこに出るようにするか、はたまたそれは少し抑えてそのままに描くか、それらのことを織り交ぜて一つの枠の中に表現する、ということですからね。本気で取り組むなら、なかなか大変な魂の創造活動でもあるし、いやむしろ自我のバランス作業だ、ともいえるんです。
3次元での絵が難しく、そして面白味もあるのは、現実を映す直日(注:意識の通り道)とそれを認識する直日が分かれていて、一人ひとり違った世界を見て感じている、それを感知する第1~3層のバランス度合いも様々だからなのでしょう。
そして例え技術だけで上手い写実的な絵を描けても、それとまったく同じ構図で魂にまで意識を深めた上で描いている絵とでは、そのきらめきが違うというのも面白いですよね。
「アートをするには5次元だ」なんて、思われているかもしれませんが、このようによりチャレンジ精神のあるアーティストはあえて3次元にまた挑戦したいと言っていますよ。それは解脱のためではもちろんなく、より高みを目指した動機で、新しい3次元の地球が成熟してきたころにまたあえて再生してみようと話しています。このように3次元は高度だから、むしろチャレンジしがいがあるんです』
2022年9月22日
※レオナルド・ダ・ヴィンチ
『全体が見えてはじめて中心がつかめます。全体とは、細かなことまですべてということではありません。それを構成している骨格の何本かを見出せば、交わる中心の点と全体像が見えてくるんです。シリーズ1~4で、この期の地球、そして宇宙、さらには人間までもが鮮やかな骨格として浮かび上がり、全体と中心が見えたような気がしました』
※ベルト・モリゾ(1841~1895年、フランスの女性画家)
『ダ・ヴィンチさんが絵を描く際、表現しようとしていたことは何ですか?』
※ダ・ヴィンチ
『渦巻きです。中心と骨格の線が数本あれば、それをつなげた幾何学ができ、そしてそこに回転を入れることで渦巻きができます。それこそ生命の動き、宇宙法則の可視化した図形ですから。
渦巻きは、水の流れも、植物の花弁にも、葉の付き方にも、台風にも、銀河の軌道にも、そしてブラックホールにもあり、それらはみな同じ自然法則なんです。だから人間にも渦巻きはあり、その中心が個人のブラックホールというわけです』
※モリゾ
『壮大な世界観を持たれていたんですね。私は逆に、日常の中でのひととき、そこで感じる風や音の心地よさ、心が開いている時の瞬間を絵にすることが好きだったように思います。そこには呼吸があり、まなざしがあり、飾らない何気なさもあり。あまり考えすぎず、好きだから楽しく描いていたところがありました。絵画の世界も男社会でしたから(笑)。
ワイエスさんもおっしゃっていましたが、絵を描くことも人間の数だけ様々な方法があるというのが、本当に豊かなことですよね』