雑誌 岩戸開き 連載<天地の対話>によるリセット・リスタート 第1回 <新しい地球>へ移行するための心構え
(「身魂磨きの情報を伝え、大峠を越えてゆくための本物志向・本格志向・本質志向の雑誌」というキャッチフレーズで、ナチュラルスピリット社から隔月で発行されるようになった雑誌に、『〈天地の対話〉による〈リセット・リスタート〉』というタイトルで、これまで連載してきたものの中から、数編をご紹介いたします。まずは、以下が創刊号に掲載したものです。ただし、実際に掲載された文章は、多少の修正が加えられています)
サラ・プロジェクトとして〈天地の対話〉が始まったのは2012年10月から、そして〈リセット・リスタート〉についてのメッセージが本格的に下りてきたのは、2015年の1月からでした。
その記録は、約1,500字のA4版の文書で3千枚ほどになっており、その要旨については天地の対話シリーズ1『あの世とこの世の仕組み』、シリーズ2『アセンションからリセット・リスタートへ』、シリーズ3『新たな地球への遺言』の3冊にまとめさせていただきました(いずれもナチュラルスピリット刊)。
ここでは、その中から特に〈リセット・リスタート〉に絞って、その経過と現在の状況について説明した上で、〈新しい地球〉へ移行するための心構えなどをまとめたいと思います。
〈リセット・リスタート〉とは
そもそも〈リセット・リスタート〉とは何かということですが、2012年12月に予定されていたアセンションが不発に終わったところで、次なる手段として決められた、ということです。
天からのメッセージは、とかく絶対不変と思われがちですが、私たちに届いていたメッセージは、その時々の〈今〉に応じて、かなり細やかに変わっていくものでした。
その変遷はシリーズ2に詳しく書いていますが、以下の「神の愛と叡智によるリセット」というのが、最もわかりやすい説明でした。
『地球は、分離した神々(=私たち人間)の集合夢です。その神々は大元の神とのつながりをいったん忘れ、個の体験をあたかも現実だと実感しながら過ごしています。その夢の仕組みは、神の叡智により実に見事に創られているためです。
個人の選択を尊重するのは、神の愛です。各個人がどんなにエゴで突っ走ろうと、悪の限りを尽くそうとも、それを見守り受け入れます。しかしそれは、「地球が壊されない範囲において」という限定付きです。地球が機能しなくなれば、その集合夢自体も成り立たなくなるからです。
今、多くの方が悪夢の中でうなされています。戦争、飢饉、公害、自然破壊、動物虐待、人間虐待。目を疑う殺し合いも頻発しています。奪い合い、争うエネルギーは、年々過剰なまでに高まっています。このままでは地球は、青々とした星ではなく、真っ黒こげの荒れ果てた大地と化すでしょう。もはや人間の住める星ではなくなるということです。
平和に暮らそうとしている人々は真っ先に標的となるでしょう。攻撃と反撃の中で、闘争心と憎悪はどんどんその勢力を増して、男たちの過剰さに火をつけることでしょう。
眠っている人が悪夢にうなされていたら、あなたはどうするでしょうか? 体を揺さぶって起こしてあげるのではないでしょうか? 私たちはそれとまったく同じ気持ちです。
「地球のみなさんをこの辺で起こさなければ、もう後戻りできないほどになるであろう」という限界点が、今だからです。今、夢から覚めなければ、地球にいる多くの魂は、真っ暗闇の中をさまよい続けなければならなくなるでしょう。それはひどく孤独で、悶絶する苦しみであるといえます。
リセットとは、このような悪夢から目を覚ましていただくための、神の深い愛です。そしてその夢から覚めるシステムが、神の叡智です。このような愛と叡智によって、今まさにリセットがなされようとしています。
この最後の時に何を意識するのかは、非常に大きな分かれ道になることでしょう。死後に行くのは、今のあなたが意識している世界そのものだからです』
〈リセット・リスタート>の現状と心構え
以上の「今、多くの方が~火をつけることでしょう」と書かれているのは、今ウクライナで展開している状況そのものに見えます。
それらが蔓延する前に、この地球が一瞬のうちにリセットされて、神とのつながりを取り戻した新しい地球に変わるということでしたが、残念ながらアストラル界の闇に阻まれてリセットはかなわず、ただし新しい地球がまずはあの世にできたということでした。
そして今や、その新たな地球はこの世化しつつあり、それと共にこの世が徐々にあの世化していくだろう、とも言われています。
さて、その新しい世界に行くには、どのような心構えが必要なのでしょうか。
まずは、〈魂の存続〉を信じることです。生きたままアセンションをすると思っている方々は、今も多いと思いますが、私たちが一貫して受けてきた〈リセット・リスタート〉というのは、いずれの場合もこの肉体の衣を脱いで、ということでした。
これから〈あの世とこの世の反転〉がどのようなスピードで起こるのかは、3~9次元のどの法則でなされるかによって決まり、高次元の法則を使うほど一瞬で苦しみもなく移行できる、とのことです。またそれは、各次元の集合意識がどれくらい集まるか次第である、とも言われています(注)。
はたして自分が天寿を全うするのか、近々大災害によってあの世に行くのかは、最終的には天任せでわかりません。いずれにしろ「最後の時に何を意識するのか、死後に行くのはあなたが意識している世界そのものになります」ということですから、「死んだら終わり、無になる」と思っている人はその通りになり、〈新たな地球〉を意識する人は、そこで目を覚ますということです。
ですから、私としては日々の意識の持ち方に留意しながら、その日を楽しみに待ちたいと思っています。
注.各次元の集合意識を形成する人数は、9次元:16人、7次元:1152人、5次元:14万4000人、3次元:72億9403万2000人(2014年の世界人口にあたり、地球が最大限許容できる人口だったかもしれない)と言われている。