新しい地球からのメッセージ④:清明正直

 

1.浅野和三郎からのメッセージ

 

2023年11

『みなさん、明けましておめでとうございます。

 

<天地の対話>によるサラ・プロジェクトは、2015年初頭から<リセット・リスタート>のメッセージを発信してきました。残念ながら、幽界・アストラル界の深い闇に阻まれて、いまだ地上界の<リセット>は達成されていませんが、それに先駆けて令和の最初に<新しい地球>が生まれたという状況でした。

 

それはある意味、2012年12月に予定されていた<アセンション>が実現したということでもありますが、一つだけ大きな違いは、まずはそれがあの世側にできたということです。ですから、これまで死後はそちらに移っていただくように、皆さんをご案内してきました。

 

現在残るは、地上界と幽界だけになりましたが、これがまたなかなか厄介なのです。見えないところで、幽界の憑依霊の影響を受ける人がどんどん増えていっているために、戦争をはじめとして、様々なエゴや悪感情の連鎖が拡大し、それによって心身ともにダメージを受けている人が、年々増えていっています。

 

そのような影響もあり、日々暗いニュースが報じられている中で、今はどのような心構えが必要なのでしょうか。そういう時にこそ、神道で最も大事にされている<清明正直>(じょうみょうせいちょく)を心がけていただくことが大切です。それは、清く・明るく・正しく・直く、正直で素直な心で生きるということです。

 

特にその中でも今の時代は、<明るさ>が大事なのではないでしょうか。ネガティブな第2層の<心の闇>に巻き込まれないためには、それに対応し得るほどの第1層の<魂の光>が必要です。そのように天とつながった爽やかな明るさこそが、過去に捉われていた悪感情や観念を払拭して、その心を照らしてくれるからです。

 

5次元の<天界>や<新しい地球>では、多くの人々が想像するように、威厳をもって格調高い話ばかりしている訳ではなく、みんなで冗談を言い合い、朗らかに笑いながら軽快なおしゃべりをしていることも多いのです。

 

それは、<無知の知の神>の分身として、みんなが学びの途上にいる者として、共に<神のリーラ>を楽しんでいるからです。

 

天界で実際にはどのような会話が飛び交っているのか、これから新たに公開されていくかもしれませんが、いきなり公開されてみなさんがびっくりしないよう、あらかじめお断りしておきますね!()

 

ということで、今回の新年のご挨拶は、いま最も求められている<清明正直>のうち、特に<明るさ>の大事さをお話しさせていただきました』

 

 

2.アンネ・フランクからのメッセージ

 

『<明るさ>がテーマになった途端、何と、次の話し手として私が指名されました。それは、あの最もつらい隠れ家生活の中でも、私は日記を書いているときは、内的には明るく自由に生きていられるタイプだったからでしょうね(注1)

 

それがなぜかと言うと、第2層の無意識層にあった不安や怒りなどの感情は、言語化することによってその闇に<意識の光>を当てることになり、それによってそれらの感情から解放された、ということがまずあったように思います。

 

そしてもう一つ、自分の心の深くにある魂というは、やはり基本的に明るいからだと思います。それは<大元の神>につながると、確かに希望や愛にあふれるのですが、それ以上に、どのような状況に置かれてもその体験から学ぼうという、潜在的な大らかさや許容性のようなものがあるからなのかもしれません。

 

こちらでは、あの世に生まれた5次元の<新しい地球>がすでにこの世の側に移り、<思念の現実化>の法則によって、本当に明るく楽しい世界が創造されています。

 

それぞれの特性を生かして皆で助け合いながら、神とつながる喜びを様々な創造によって体現しています。これまでは小さな村が点在していたのですが、今は村同士がつながってより広範囲なネットワークもできてきたので、みんなが集まれるような中央集会所もできました。

 

私が見に行った時にその中のホールでは、何とあのヒトラーさんとチャップリンさんが、楽しい掛け合いトークをやっていたんですね。この二人は4日違いで生まれて、片やファシズムの独裁者となり、片や民主主義の喜劇王になったという、真逆の生き方をしていた方々でした。

 

そのため本来ならば<犬猿の仲>だと思うのですが、お二人ともすでに解脱をしていて、過去の感情や観念からも開放されていたので、お互いにからかいながらジョーク交じりで昔話をしている面白さといったらありませんでした。

 

チャップリンさんは、生前「独裁者」という映画で演じていたように(注2)、ヒトラーさんを前にして、デタラメなドイツ語の熱狂的な演説をするんですよね。するとヒトラーさんは「いや、ここの身振りが違う、もっと大げさにこうするんだよ!」と演技指導までしているんです(笑)。

 

生前、チャップリンさんはヒトラーさんを自分よりも達者な演技者として見ていたようですが、確かに二人そろうと、ヒトラーさんの方が名優チャップリンさんの演技指導をしているんです(笑)。それを見ていた人たちは、お腹を抱えて笑っていました。

 

そうやってみんなで「いやあ、いろいろあったよね」と、過去を振り返ってしんみりと内省しながらも、最終的には達観して笑い飛ばして、「次こそは、神とつながった明るい世界にしようね!」と語り合っています』

 

 

3.ジョン・レノンからのメッセージ

 

『確かに地球の現状を見ていると、僕が生きていた時代よりも、さらに大変な時代になっているよね。そういう時は、先程のチャップリンさんもそうだったけど、僕らイギリス仕込みのユーモアやジョークというのが、やはり特効薬になるんだよね()

ユーモアというのは、目の前の出来事に感情的に巻き込まれないように、少し距離を置いて見ることによって、心の余裕を保っているということもあるんだよね。

 

今回テーマになっている<明るさ>というのは、単に陽気であるということだけではなく、<視野が開けている明るさ>、<闇に呑まれていない心の自由さ>という意味も含んでいるんだろうね。

 

僕が生前作曲した「イマジン」(注3)という曲も、暗い世の中を明るく照らしたいという思いで書いた曲なんだ。どんなに悲惨な状況であっても、人はいかようにでも想像(イマジン)する自由があることを伝えたかったんだ。

 

宗教も国境もなく、みんなが助け合い、分かち合って生きる、一つ(ワンネス)の世界。それは、まさに今できている5次元の<新しい世界>のことだったんだよね。

 

「思念は現実化する」というのは5次元の法則だけど、3次元の世界にいても、第1層の魂につながっている人たちは、もうその境地にいる人は多いのではないだろうか。

 

80億の人間の集合意識で成り立っている<この世>をよくしようとするのは、今の全体状況を考えるならば、確かにもはや無理なのかもしれない。環境問題や社会問題を<正見>している人たちは、きっとそれが見えているんだろうね。

 

だけど、次に行く<新しい世界>に意識を向けていれば、死後そこにはきっと行けるだろうし、そこで新たな世界を創造していくこともできる。それを考えていれば、きっと心も明るく希望もわいてくるんじゃないかな。

 

結局は<意識>がこの世を創っているのだから、<今>、そういう明るい世界を思い描いて、あたかもそこにいるかのように行動すれば、たとえ3次元の地上世界に居ても、身の周りの現実くらいは変えられるはずだよ。

 

それが、3次元の<因果応報の法則>としての<善因善果>である、とも言える。思念した結果がそのまま現実として現れるのが、5次元の<思念の現実化>の法則なのだから、3次元と5次元の違いは、ただ単に結果が返るまでの時間の長短にすぎないんだよね。

 

だから、まずは<清明正直>を心がけて、明るい世界をイマジン(想像)していけば、3次元の地上に居ても5次元の<思念の現実化>の流れの中に乗っていけるんじゃないかな。そうすれば、第2層の<心の闇>に呑み込まれずに、日々<明るい心>をキープできるかもしれない。

 

今、こうして僕たちが<明るさ>を強調しているのは、まだ一瞬の<リセット>の可能性は残されてはいても、そのタイミングが延びるごとに、闇に呑まれていく人がどんどん増えていっているからなんだ。だから、それを何とか少しでも食い止めたいと思っている。

 

人はどう意識するかで、本当に変わるものなんだよ。だから、これからも心の明るさを、大事にしてね!』

 

 

 

(注1):第2次世界大戦当時ナチスのユダヤ人迫害から逃れるために8人で暮らしていたオランダ・アムステルダムの隠れ家で、13歳からの2年間を綴った日記。後にただ一人生き残った父親によって出版され、世界的ベストセラーになった。

 

(注2):チャップリンがヒトラーをモデルとして、監督・製作・脚本・主演を務めた映画。第2次世界大戦中の1940年10月に公開されて、当時も大好評を博した。

 

(注3):1971年に発表されたもので、歌詞は、国家や宗教や所有欲によって起こる対立や憎悪を無意味なものとし、曲を聴く人自身もこの曲のユートピア的な世界を思い描き共有すれば世界は変わる、と訴えかけるもの。オノ・ヨーコとの共作。

 

 

 

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