死後階層図
2018年1月21日
『これは、死後誰もが通る霊的世界の見取り図です。階層式になっているのは、同じ波調をもつ霊が寄り集まっているためで、肉体を脱いだ後の世界とは、自分の波長よりも高くても低くてもなじみが悪く、常にそれぞれに適した位置に霊はいることになります。そして心の中で思っている世界が、そのまま自分のいる局面の様相ともリンクしていきます。例えば、極悪な心を持っていれば、住む世界もそのような暗い環境になるという具合にです。下層から上層に行くに従い、暗黒でじめじめした世界から光明のあるさわやかな世界へと変わっていきます。
では各層を具体的に説明していきましょう。大きく分けて、アストラル界→精神界→天界となっています。ここまでが地球圏を表します。
アストラル界の低層は、欲望が渦巻き、争いが絶えない世界で、そこからだんだんと向上の意欲が芽生え、最上層のサマーランド(ブルーアイランド)は、人によっては天国とも感じられる明るい局面であるといえます。アストラル界は主に、地上時代の欲望や感情を消化していくことが目的です。地上に近いこともあり、様々な地上とのコンタクトがなされており、低い層では野蛮な欲望のはけ口として、高い層では役立ちたいという欲求からの関与もなされています。地上での様々な憑依現象、低レベルの霊言は、このアストラル界からの影響が多いといえます。
アストラル界を抜けると<第2の死>を迎え、精神界にいきます。なぜ<第2の死>と言われるのかといえば、そこでもう一度<死>を通って目を覚ましたほどに、まったく違う霊的世界がそこから広がるためです。それはアストラル界が<虚界>、精神界からが<実在界>だと言われるほどの差で、それまでは単なる欲求や感情の残骸を夢見ていたかのように感じられるということです。
精神界では主に観念を消化していきます。活動としては、地上と天界をつなぐための様々な奉仕活動を行いながら、魂の学びを深めていきます。そして、今回の生だけではなく、過去生をも含めた総合的な<人生回顧>をし、地上に再生するのか、それとも地球輪廻を終了し、解脱して天界に進むのかの決定が、精神界の最後の局面でなされます。
天界ではいよいよワンネスの世界に入っていき、地球の創造活動に貢献します。5次元の世界同様、個とワンネスの両方の要素を同時に体験しながら、美と調和の中でそれを開花させていきます。その上の宇宙圏ともつながり、多くのインスピレーションを受けながらそれを地上に下ろしています。芸術、科学、宗教などに多大な影響をもたらし、地球のイデアとして機能しているのが天界です。
階層図の下層から上層に行くことは難しいですが、上層から下層へは自由に行くことができ、常に向上のためのサポートが行われています。個々人の成長のペースは本人次第ですが、それを見守り関与する霊は必ずいるため、相互に助け合う仕組みとなっています』