NEW No.34 体と心と魂と直日の解説

これまではさまざまな3層構造として、体については霊体―幽体―肉体、自我については霊的自我―無意識的自我―意識的自我など、いろいろな表現をしてきました。
この図はそれらと、これまで心霊学でも言われてきたメンタル体―アストラル体―エーテル体―肉体との関係も含めて、「体と心と魂と直日が、その3層構造の中でそれぞれどこに位置するか」を示したものです。
まず、<体>はこの世でさまざま体験するためのものとして、第3層の肉体と第2層のエーテル体がそれに当たります。また<心>はアストラル体とメンタル体となっていますが、それはアストラル体には感情や欲求などが、メンタル体には個人的・集合的観念や今生や前世の記憶や叡智などが貯蔵されているからです。
魂は第1層の中央部にありますが、その中核にある直日を通って<あの世の私>から<この世の私>への情報と、その逆に<この世の私>から<あの世の私>への情報を変換するために機能しています。そのため、魂が抜けた時は肉体の機能はすべて停止されますが、その代わりに天に携える情報はすべてこの魂にこめられます。
第2層にはエーテル体とアストラル体が含まれていますが、エーテル体の方は<体>に関わる幽体に重なり、アストラル体は<心>に関わる無意識的自我と重なっています。
そして、第3層の直日から入ってくる意識を使っている<私>が、体に意識を向けた場合は肉体→エーテル体→メンタル体と外側に広がっていきますが、<心>に意識を向ける場合は、逆に肉体→アストラル体→メンタル体→魂→(4次元の)直日と、内側に向かって深めていくことになります。
つまり、<私>とは、外に広がっていく体(外的世界)と、内に深めていく心(内的世界)の中心にいるということです。