NEW 第38回 憑依霊との公開質疑応答
憑依霊1 頭のいい勝ち組憑依霊(霊媒:蓮)
憑依霊2 負け組だった憑依霊(霊媒:友紀子)
憑依霊3 グレーはダメだと思っていた憑依霊(霊媒:友紀子)
2025年5月9日
1)憑依霊1との対話
※以前は、憑依霊が蓮さんのエーテル体に入ってきて、顔が変わったところを捕まえて、浄化のための対話が始まっていたのですが、このところは親分級の憑依霊が、自分の考えを蓮さんに挿入してくるようになっていた。そこで、蓮さんの頭の中に浮かぶその声を意識化・言語化してもらい、その(外から思考を投げ込んでくる)憑依霊と直子さんとの対話になった。
憑依霊1 白か黒か、はっきりしていないのがストレス。
直子 人は、白か黒かにパッキリ分かれているわけではなく、白も黒も交じりあうグレーゾーンで生きている。でも、白か黒かに分けたがる憑依霊のみなさんには、それがわからないんでしょうね?
人間の脳には前頭前野がありますが、あなたたちにはそれがもうないので、いろんなことを統合的に考えることはできないんです。「ああ言えば、こう言う」には非常に長けていますが、結局は過去の観念を繰り返しているだけで。
でも、本当にそのままで満足していますか? 何ならそこから足を洗うのを手助けすることもできるんですが?
憑依霊1 こちらは徹底した縦社会で、そうそう勝手な行動はできないんです。
直子 そうですよねえ。憑依霊の世界って結局は男性社会で、いまだにその古い縦社会のままで生きているんでしょうね。
古代は女性的な調和の世界から始まっても、男たちの競争や勝ち負けがはじまって、それで支配構造の縦社会になって、文明が崩壊するというのを人間は繰り返してきたんでしょうね。そういう勝ち負けの男社会に縛られずに、愛と調和の世界に心を開けば、ずいぶんと楽になるはずですよ。蓮さん、それを説明してあげてください。
蓮 安心しますよね。
直子 それだけだと、まだ伝わらないと思いますが。
蓮 彼らに愛をもって話しかけることに、抵抗感がわいています。私は「憑依霊に親愛感を向けてはいけない。彼らは敵なのだ」と、どこかそう思い込んでいました。
直子 敵味方というのも、彼らに思い込まされてきたんでしょうね。彼らは、愛を向けられたら困るでしょうから(笑)。
蓮 憑依霊たちは、愛されることを拒んで、戦っているような感じもあります。
直子 それで本当に、満足感はあるんでしょうかね? なぜそうやって戦い続けているんでしょうか? 物足りなさや渇望感で、ただ走り続けているのではないでしょうか?
2)憑依霊2との対話
友紀子 あの、すみません。話題を拡散してしまうようだったら申し訳ないんですが、私にもまた別の憑依霊からの思考挿入があって、それがかなり大きくなっているんです。この話題に関連する憑依霊のようですが、その霊が話してもいいでしょうか?
直子 どうぞ。
憑依霊2 俺も、勝ち負けの世界にいて、戦わねばならないと思っていたんです。
直子 では、何のために戦っていたんでしょうか?
憑依霊2 勝てば勝者となって、幸せになれるのだと思っていました。
直子 で、あなたは戦って、勝っていたんですか?
憑依霊2 負けていたんです。
直子 あなたは負け組だったのですね?
憑依霊1 ちなみに私は勝ち組です。
直子 こちら(憑依霊1)は勝ち組で、あちら(憑依霊2)は負け組ということですね。でも、戦うと必ず負ける人はいますよね?
どのレベルの戦いにおいても、勝者がいれば必ず敗者がいますよね? それで最後になったら、一人が勝者として支配者になり、あとは全部が敗者になりますよね。オリンピックだって、金メダル以外は全員が敗者ですものね? それを目指していて辛くないですか?
憑依霊2 辛いです。
直子 私たちが目指しているのは、勝ち負けではなく、みんなで協力しながら特性を生かし合う、調和的な社会なんですね。
そもそも神は、なぜあなた方を作ったかと言うと、「こんな自分」も「あんな自分」も、いろんな自分がいるのを体験してみたかった、ということなんです。そして、そのすべての人を「ありのままを見て、受け入れて、学ぶ」ということだったんですね。
だから、誰もが各人各様の個性をもっていて、本来はそれを生かしながら生きることが求められているんです。
ところが、レプティリアンたちが、この勝負の世界を作りだしていったわけですが、それは本当にみなさんが求めていたことなのでしょうか?
憑依霊2 その道しかないと思っていたんです。
直子 そう思い込まされていたんですよね。でも今だって、上位何%かの人の所得が、他の90何%かの人の収入と同じとなり、必要のない豪華クルーザーや別荘やジェット機やらを使う一方で、食べるものすらない人たちがいますよね。
それは本当に幸せな社会なんでしょうか? そしてあなた方が求めた世界なんでしょうか? 「この世は勝負の世界だ」とレプティリアンは言うでしょうが、本来、神が創った世界は「それぞれ違った個性を持った人たちが、それぞれの力を発揮しあって、協力して生きる世界」だったんですが、どちらをあなた方は選びますか?
注)もはやその憑依霊1や2だけでなく、そこに集まってきている多くの憑依霊に向かって直子さんは話している。個人浄化ではなく、公開討論による集団浄化に今回の状況は変わっている。
直子 あなた方の選択肢は2つです。勝ち負けにこだわっていたい人は、そのまま幽界にいればいいし、もうそういうのはいやだ、助け合う調和のとれた世界に行きたいという人は、自分の魂の光を見出すことで、アストラル界を経由でいずれは<新しい世界>に行けます。みなさんはどちらを選ばれますか?
憑依霊2 私も行けるんですね? 本当はこんな勝ち負けの世界ではなく、若い頃は動物と人間が共生する世界を、私は目指していました。でもいつからか、勝ち負けの世界が絶対だと思ってしまい、自分が目指していた世界のことは考えなくなって、今こうしているんです。でも、今からでもできるのであれば、私はそちらの道に行きたいです。
直子 もちろん行けますよ。過去は過去、今は今。いつでも、この今での選択をやり直せます。幽界にいる限りは、常に過去に縛られているでしょうけど、こちらの世界は常に<今>で変わっていく世界なので、いつでも選択し直せます。
憑依霊2 はい。過去の自分とは決別して行きます。ありがとうございます。
(※この時、憑依霊2は自分の魂の光をはっきりと見出したようだった)
直子 そう思った方、ザーッと行ってくださいね。他にはまだ何かありますか?
3)憑依霊3との対話
憑依霊3 私からも質問をいいでしょうか。自分は、グレーゾーンで生きていることはダメだと思っていたんです。「ああも、こうも」というのは、優柔不断だと思っていて、もっとはっきり自分の意見を持ち、パッキリと揺れずに生きなければならないと思っていたので、先ほどのグレーゾーンの話というのは、目からウロコでした。
みんな、そんなふうに生きているんだということを、話してはくれるような人はいませんでしたし、自分が「ああだ、こうだ」と考えていると、「お前、そんなウジウジ悩んでないで、もっとスパッと決めろ。考えている時間は無駄だから、即決しろ!」と言われてきたんです。でも、自分の中で白も黒もグレーもいろんな思いを持っているので、グズグズ考えてしまっていたんだと思います。
直子 グズグズ考えられるというのは、それだけいろんなことが選択肢として見えていて、柔軟性があるということでしょうね?
憑依霊3 えっ!(驚き)
直子 パッキリしている人というのは、誰ですか? All or Nothingで、白か黒かで生きていた人は、誰かいましたか?
憑依霊3 会社の社長は、パッキリしている人でした。白か黒かで言うと、黒という印象の人でしたが、でもパッキリはしていました。ああいうふうになるのが、いいことだと思っていたんです。
直子 その社長がパッキリしていたのは、何においてパッキリしていたんですか?
憑依霊3 仕事の決断力や、対人関係においてです。
直子 それは、利益を上げるためですよね?
憑依霊3 そうです。
直子 結局はお金のため、仕事において勝っていくためでしょうが、でも人生って、それだけですか? それと同時に「でもこういうふうに言ったら、あの人の気持ちはどう思うだろうか?」と、人情としてどう考えるか、という基準もありますよね?
憑依霊3 ありますね。
直子 だからその社長は、ただ単にお金儲けの範囲だけでパッキリしているだけで、その他の要素をまったく見られない、あるいは容易に捨てられるから、そうできるんじゃないですか? それはとても単純な人間ですよね?
憑依霊3 そう言われれば・・・。
直子 でもあなたが迷うのは、こう言われているけれど、でも自分の人情としては、そうはできないよなと思って、優柔不断になるという場面は、たくさんあったのではないでしょうか?
その方が人間としてはずっと成熟しているんですよ。わかりますか?
憑依霊3 あ~! 今、言われてわかりましたが、これまではわかっていなかったです。
直子 この世の中は近代になってから、特に終戦後は「物・金・勝つこと」という、唯物主義と拝金主義と勝ち負け、これだけの単純な価値観やモノサシになってしまったんですよね。
そうなると、そうやって割り切って仕事ができる人が立派と思われるけれど、戦前はもっと「それが魂に適った行動なのか」、「人情としてはどうなのか」、「世間体としてはどうなのか」など、いろんな見方ができていたわけです。人はいろんな見方ができればできるほど、グレーゾーンになっていくんです。
憑依霊3 あ~、そうですねぇ~。
直子 グレーであるほど、選択肢を多く持っているということです。だからトランプさんというのは単純な男ですよね、ただ勝つことだけで動いているんだから。
それで人からどう見られているかにも気付かずに、ただ力によって周りを蹴散らしているだけですから、非常に幼い人ですよね。結局、勝ち組の人たちは、精神的には幼いんですよ。勝ち負けだけの価値観だけで生きてこられた、ということですから。
憑依霊1(勝ち組) そう思ってなかったけど・・・。
直子 社会的には負け組に見える人達のほうが、良心とか愛とか、いろんなことを考えているからこそ、割り切って生きられない人が多いんですよね。勝ち組の人たちは単純ですよ。いいんですけどね、そうやって単純に生きたければ。
そういう勝ち組の霊が結局は幽界やこの世を支配して、幽界を存続させようとやっきになっているんでしょうが、その中で苦しんでいた負け組のみなさんは、ザーッとアストラル界に行けばいいんですから。
憑依霊3 でも、そういう私も結局は勝ち負けの世界の中で、いろんなものをないがしろにして生きてしまっていたんです。
直子 はい。アストラル界に行けば、十分それは反省できます。
憑依霊3 それを反省する場もきちんとあるんですか?
直子 反省するということは、学びにするということなんです。この世に生まれてきたのは、別に成功することを求めてではなく、失敗から学ぶためです。(前世で)学び残したことを今生でやっていたわけで、その体験をもう一度あの世で振り返って、学びにすればいいんです。
憑依霊3 僕の人生は失敗だらけだったけど、それでいいんですね? 学びに変えればいいんですね?
直子 そうです。あの世のアストラル界や精神界というのは、この世で生きてきた自分を振り返って、その失敗したことを学びに変えるためにあるんです。今いる幽界の淀んだ中にいれば、それはできませんが、あの世に行けばそれができます。
憑依霊3 僕は生きている時に失敗をたくさんしていたから、ここ(幽界)ではきちんとやらなくちゃと思って、地上の人に憑依してその人とともに何とかクリアしようとしていたんです。でも、また同じ失敗を繰り返す、ということをやり続けていました。
それをあの世に行ったら、ちゃんと学びに変えられて、今のようにただ失敗を繰り返さなくてもいい、ということなんですね?
直子 そうです。(周りに集まってきている幽界霊に向かって)みなさんも、聞いてくださいね。あの世とこの世の循環がスムーズにいっていた時は、この世で体験したことを、あの世で学びに変えて、やり残したことをまたこの世に降りてきて体験し、それをあの世でまた学びに変えるという、相互循環があったんです。
それをこの人たち(レプティリアン)が、死後にあの世に進むのを阻んで、この世の体験を幽界でずーっとグルグル繰り返させていた、ということなんです。
支配者は自分の成功体験に執着して、人間を使ってそれを繰り返そうとするし、失敗体験だった人はずっと淀んだまま暗い中にいて、希望を見い出せない状態にいる・・・。
憑依霊3 幽界の上の人からは、「お前のような人間が、あの世に行ったら地獄に行くだけだから、生前やり残したことを人間に憑いてでもやっていくように」と言われていたんですが、そうではなかったんですね?
直子 幽界は、ただ過去を繰り返すだけ。でも、あの世のアストラル界は、今生の体験を消化して学びに変えるところです。それは、今生での体験をそれはそれで終わりにして、次の体験に進めるということです。
ところが、幽界は今生の体験をずーっと繰り返しているだけの淀みです。お分かりになりますか?
憑依霊3 「死んだら終わり」と思っていたんですが、でも「死んだと思いながらも、まだ生きているなあ」と思って、この幽界にいたんです。
すると、自分よりもいろんなことを知っている幽界上層部の人たちから、「お前は地上で悪いことをしたから、ここでそれを償え」と言われたので、人間に憑依して助けようと思ったんです。
直子 上層部の幽界霊から「お前はここで償え」と、言われたんですか?
憑依霊3 はい。死後、自分の置かれている状況がわからず、なんだか混乱していた時に、声が聞こえて「お前はろくでもないことをいろいろしてきたから、ここでもっと人のためになることをやれよ。それをしてからでないと、このままだとお前は地獄行きだぞ」と言われたんです。
直子 それは彼らが言いそうなことですね(笑)。で、償えましたか?
憑依霊3 自分としては人助けをして償っているつもりだったんですが、なんかずっと同じことを繰り返していたので、スッキリするわけでもなく、償うことはできませんでした。本当は自分が感じていた人情や良心は見ずに、勝ち負けの観念が絶対だと思って、人に憑いていたからでしょうね。
そして今回、死後の世界である<あの世>があると聞いて、僕はどうも違った声を聞いて、幽界でずっと過ごしていたんだ、ということがわかりました。
直子 そうですねぇ。幽界には非常に頭のいい親分がいるから、「どうせあの世に行っても、地獄しか待っていないから、ここで償いをしてから行った方がいいんじゃないか」と説得をしていた、ということですね。それは彼らが本当に言いそうなことです。でも、それは誰のために、どう償いをするんでしょうか?
憑依霊3 自分がその時に言われていたのは、「お前が憑依した人が勝ち組になって、金持ちなったり、社会で活躍できるようにしろ。そのようにして人を幸せにすることが、お前がやり残してきたことを償うことだ」と言われていました。
直子 で、本当に憑依した人を勝ち組にできたんですか?
憑依霊3 いや、できなかったんです。
直子 幽界というのは、生きていた時の自分の人生をただ繰り返すことしか、できないところなんです。それは結局、過去の自分に留まっていることで、償いにしろ、反省にしろ、学びにしろ、それはアストラル界に行かない限りはできないんです。
だから、敗者は敗者に憑りついて、敗者の人生をずっとやり続けるしかないし、勝者は勝者に憑りついて、勝者の旨みをずっと得ていくんでしょうし。
その勝者のポジションを維持し続けるために、幽界の上層にいる霊たちは、あなたたちをうまく使う目的で、そういうような理屈をこねているんでしょうね。
憑依霊3 あ~、その中にずっといましたね。
直子 でも、あなた方の方が救われる可能性が高いでしょうね。キリスト教の聖書にだって、「貧しい者は救われる」という言葉がありましたよね。だから敗者のみなさんの方が、「ここで過去を繰り返すのはもう嫌だ」と思って、アストラル界に行けるんじゃないでしょうか。
でも勝者のみなさんは勝つことのうまみをずっと得てきたので、それを繰り返すことに執着するでしょうし、しかももっと単純で、みなさんのようにいろいろと迷ったり悩んだりするということはないですしね。
そういう意味では、はっきり言って、みなさんの方が魂のレベルは高い。こちらの勝者の方々の魂の方が、幼いと思いますよ。
4)勝ち組の憑依霊1からの質問
蓮 勝ち組の憑依霊から、質問があるということです。
直子 はい、どうぞ。
憑依霊1 今の「負け組の人達の方が魂のレベルが高い」ということと、「負け組の人はあの世でいえばアストラル界の段階だけど、レプティリアンは精神界にまで意識が届いている」ということの違いを、説明してください。
直子 あ~、それはすごくいい質問ですね(笑)。本来は精神界や天界にまで達するほどの高い魂の人たちが、レプティリアンの誘惑に負けて、そのレベルを今回ものすごく落としたんです。
だから、こういうことです(紙に図を書いている)。勝者だった霊は幽界では最上層にいても、神に向かうという面では、最下層になるんです。逆に、敗者はさんざん迷ったりするので、アストラル界のレベルにいたとしても、現段階の魂のレベルとしては、勝者よりは高いということになるんです。
憑依霊1 あの世とこの世では、逆転するということですか?
直子 魂のレベルというのは、言い換えれば神にどれだけ近いかということです。そして、みなさんは前世までは神に近い高いレベルの魂だったとしても、ルシファーや堕天使のようなもので、今生で落っこちれば、最下層になるということです。
憑依霊1 1回でも落ちるんだ!
直子 当然、1回でも落ちます。
憑依霊1 キープじゃないんだ。
直子 キープじゃないです。今は最後のチャンスだから、みんな魂のレベルをあげようとして、たくさん生まれてくる中で、本当は精神界や天界レベルにいた魂は、それを援助するために生まれてきたはずなんですね。だけど、堕天使になってしまった。 そういう人は、今、たくさんいるんです。
憑依霊1 ・・・。
直子 精神界や天界レベルから来て、みんなを助けるために居続けられた人って、私たちの周りでも本当に少ないんですよ。
あなた方は、自分は神の分身で魂があるということを、もう忘れたんですよね?
要するに、「金、物、勝つこと、それにセックス」という、この世的な欲望や価値観にすっかり取り込まれて、忘れてしまったんですよね。
だけど、元は精神界や天界から来ているから、知恵(※ただし悪知恵)は同じくらいあるんだけど、魂のレベルとしては最下層に落ちてしまった。そうなると敗者の人の方が、魂のレベルは高いから、あの世にも行きやすいんでしょうね。
憑依霊3 あぁ・・・。
直子 そういうことです。敗者の人たちは、地上や幽界では下層に見えるけど、そういう人達の方が神に近いということです。
まあ、この世に執着している人たちは、<選択の自由>はある訳ですから、そのまま幽界にいてもらうとして、そうでない人たちは「さぁ、みなさん、本来のあの世であるアストラル界にちゃんと行きましょう!」ということです。
みなさんの方が、神に近いんですから。だからシルバー・バーチの霊訓にも「農業をしていたり、靴の修理をしていたような名もなき人たちの方が、ずっと魂のレベルは高い」と書かれていたわけです。
憑依霊1 質問があるんですが。
直子 はい、どうぞ。
憑依霊1 人間には全員に魂があるということで、それを忘れていたとしても、精神界レベルには誰しも本来はいるということだから、堕天使になったとしてもそれはみんなと一緒じゃないですか? 私たちだけが魂のレベルが高かったわけじゃない、ということです。
直子 本当に、よく思考を撹乱させるような質問を思いつきますね (笑)。
憑依霊1 自分たちは魂のレベルが高かったから精神界にいたわけじゃなくて、みんな初期設定はそうでしょ? ということです。誰しも魂があるんだから。3次元のスタートはそこでしょ?
直子 あなた、やっぱり「ああ言えば、こう言う」の域を出ていませんよね。私たちは、さらに言えば本来は天界(5次元)から来ています。精神界はあくまでも3次元の地上界の延長で、本当の解脱ポイントは精神界を超えた4次元の直日ですよね。
その5次元(天界)から3次元に降りてきて、だんだん魂のレベルをあげていって、元の5次元(天界)に戻るのが、当面の目的です。その先にも、7次元、9次元・・と続いていきますが。
憑依霊1 でも3次元のはじめは、精神界が入口でしょ。魂の。
直子 それは逆。上から見ればそうでしょうけど、いったん地上に降りてきた人は、下から上に向かうわけです。地上界―幽界―アストラル界の最下層から最上層にまで上がっていって、それで最終的に精神界までいく。
そこでまだ課題が残っていれば地上に再生して、またそこで次の体験をする。その時に、アストラル界の課題から始める人もいるし、精神界レベルの課題から始める人もいれば様々だけど、そうやって魂のレベルをあげていくんです。
憑依霊1 ?
直子 ほら、わかんなくなるでしょ?
憑依霊1 レプティリアンだけが、元から高いわけじゃないんじゃないか、ということです。もとはレベルが高かったのに、今回落ちたんじゃなくて、みんな魂のレベルとしては3次元に入ったら精神界のレベルなんだから。
直子 その話はまた別の話で、それを話していると延々説明しなければならなくなるので、自分で調べて下さい。知識欲は、大変おありのようなので。
で、元の話に戻すと、堕天使と言われている人は、天界から落ちた人ですね。今回、<アセンション>や<リセット・リスタート>を支援するために、解脱レベルの天界から来た人たちも、多くいたでしょうけどね。
でも、多くの人は堕天使になって、それを阻害したわけです、本来は促進するはずだったのに。だからあなた方上層部の人たちはあの世に行ったら、一番下からはじめることになるでしょうね。
憑依霊1 じゃあ、行かない方がいいかな。
直子 それでもいいんですよ(笑)。でも、結局地上に憑りつく人間がいなくなったら、どうなるのでしょうね。この古い地球が、どういうふうに変貌するかはわからないけど、原初の生物にゴニョゴニョ憑りつくことになるかもしれない (笑)。
いずれにしろ、3次元というのは<因果応報の法則>が働いていますから、いずれにしろ地上界も幽界も最後にはその<因果応報の法則>が働きます。
5)負け組の憑依霊3からの質問
憑依霊3 ちなみに、今の話は負け組の私たちも聞いていましたが難しく、半分くらいしか理解できませんでした。
いろいろ階層があることと、誰にでも魂はあるということでよかったですか?
直子 はい、それだけ分かっていれば十分です。魂は誰にでもありますが、「あると思えばあるし、ないと思えばない」。それぞれが、その魂を思い出すかどうかです。
憑依霊3 今回は、ここで話を聞かせてもらっていましたが、私たちがそういう死後の話を教えてもらえるところって、他にもあるんでしょうか?
直子 今、ほとんど無くなっているみたいなんですよね(笑)。だからみなさん、こんなにたくさん集まってくるんです。
ちゃんとまともに死後の世界の話をしてくれる人はいなくなってしまって、<なんちゃってスピリチュアリスト>として、お金儲けばかりしている人が増えてしまって。
みなさんも生前は死後のことは、考えないようにしていたんじゃないでしょうか?
憑依霊3 考えていなかったです。なので、今ここに来て、地獄に行くものだと思っていたけどそうじゃないとか、魂は誰にでもあるというのはわかってきました。
僕は自分をちゃんと見つめて振り返るためにも、本来の死後の世界に行きたいと思うんですが、どうしたらいいでしょうか? このまま幽界にいたくはないので、どうしたら新たな一歩が踏み出せるのか、教えてください。
直子 みなさんが自分の魂の光を見出したら、行けますよ。
6)図による説明
直子 これまで魂があるなんて思っていなかったでしょうが、構造としてはこのようになっているわけです(参考図:No.34)。中心に魂があって、その周りに第1層のメンタル体があって、その周りに第2層のアストラル体やエーテル体があって、その一番外側に肉体があるわけですね。
で、みなさんはもう死んでいるから、肉体は無くなった。でも、エーテル体をまだまとっているわけです。本来は、そのエーテル体も四九日の間に脱いで、あの世に行くはずなのが、エーテル体(幽体)のまま幽界にいて、生きているつもりでいる。
魂の光を見い出すためには、そのエーテル体が障害となるので、なかなか見えないわけです。あなた方は、地上で生きている時は、自分を肉体だと思っていたでしょう?
憑依霊3 はい。
直子 で、あなた方のような幽霊は、自分を幽体だと思っているんです。でも本当は、その奥にメンタル体とアストラル体という精神や心があり、その中央には魂がある。よく「体と心と魂」と言われますが、その関係はこの図のようになるんです。
憑依霊1 わかんなかった。第1層のメンタル体が魂ではなく、(その中心の)これが魂ですか?
直子 そう、これが魂。
憑依霊1 え、これが魂?
直子 エーテル体と肉体が体。そしてアストラル体とメンタル体が心。そしてそれらの中核に魂があります。興味があれば、その解説も読んでくださいね。
あなた方は、自分がエーテル体と思っていたから、魂は見えなかったでしょうけど、死後の自分というのはエーテル体だけではなく、今こうやって話しているように心と魂があるのだと思い出せば、この魂の光が見えるはずです。
そしたら、あの世からあなたの知り合いの誰かが迎えが来ますので、その方に付いて行ってください。その先では、迎えの人をはじめとして、あなたが今生を振り返って学びに変えるように、ちゃんとサポートしてくれる霊たちもいますので。
今までは憑依している一人ずつを説得していたけれど、それではとても追いつかないので、十羽一絡げであちらに送り出すために、今日はこうやって公開問答のような形で、みなさんにお伝えすることになったようですね(笑)。
憑依霊3 はい、周りのみんなも聞いています。
直子 とにかく、ここで話を聞いて、「あぁ、自分には魂があったんだ」と思うと、その魂がピカーン!と光りますので、そしたら迎えがきます。
これまではその迎えを幽霊だと思っていたでしょうが、あなた方自身が幽霊なのだから、ちゃんとそのお迎えの霊についていけば、あとは全部面倒を見てくれます。
宇宙から来た方は、「虹の箱舟」という宇宙人専用のアストラル界や精神界のような役割の宇宙母船があるので、その母船に乗れば、すべてそこで面倒を見てくれます安心して行って下さい。
友紀子さんからの状況報告
今日の会議では、直子さんが蓮さんについている憑依霊向きだけでなく、周りの憑依霊達にもどんどんと話しかけていたこともあって、いつもよりも周りの憑依霊達に私の意識が向きやすく、憑依霊と繋がりやすい感じがありました。
そして話が進む中で、徐々に周りの憑依霊と同化していき、自分の意識よりも明らかに憑依霊の意識のほうが強くなった段階で、私についた憑依霊も交えての対話になりました。
この対話の場は、憑依霊にとっては特殊な場のようで、いつもは人間の声はぼんやりとしか聞こえず、しかも自分に向かって話しかけてくる人間はいないのに、直子さんの説明は、自分に向かってしゃべっているようにはっきりと聞こえる。
しかも、いつもはボーっとしか考えられないのに、ここでは自分の思いや考えがある程度はっきりと感じられるようになるようです。そのため、けっこうな数の憑依霊が来ている印象はありました。
話す内容が変わると憑依する霊も変わる感じで、まずは勝ち負けにこだわっていた憑依霊の質問に答えてもらい、次は物事は白黒はっきりつけなければいけないという観念の憑依霊がついて、その質問に答えてもらうという感じで進みました。
直子さんが話は、生前は聞いたことがない内容で、その新たな視点からの話を聞いたことで、自分の魂の光を見出しやすくなっていました。そして、安心してアストラル界に移動いていった感じでした。
今回は天界の守りがかなり強く働いていることや、レプティリアンを上回る強さや明晰さを直子さんが持っていることで、下っ端の憑依霊達も安心して質問したり、必要なことを聞いたりして、多くの憑依霊が魂を見出していった感じでした。
蓮さんからの状況報告
今回、個人の浄霊ではなく、勝ち組と負け組を対比することによる対話だったので、レプティリアンもさすがに、自分たちがそういう状態だったのだ、ということには気づいたようでした。幽界では他者が見えないので比較することができないのですが、地上を介してこのように比較することで、自分のことがより浮彫になるという対話は、効果的なように思いました。
また質問の違いも明らかで、勝ち組憑依霊は巧妙な質問を瞬時に切り返してきますが、負け組憑依霊は素朴で素直にわからないことを質問する、という違いも明らかになったように思います。
負け組側はたくさん浄化していったということですが、勝ち組側は浄化していった霊は少なく、でもまったくいないわけではなく、魂が理論的にも明確になると、それを見つけられる霊もいたのではないかと思います。いずれにしろ、全体的には、なかなか広い範囲に、しかも深く、濃い対話だったなという印象でした。