NEW 【図】No.25 人間と幽界霊のボディ

 

【PDFファイル】 No.25 人間と幽界霊のボディ

 

 

この世で体験するために人間に与えられたボディーは、見える体としての肉体と、見えない体としてのエーテル体の二つがあり、それらは重なった状態であります。エーテル体は肉体を動かすための天からの情報やエネルギーを、肉体に伝えるための媒体となっており、それによって肉体はスムーズに機能することが可能となっています。

 

ただし、体はその2つだけではなく、その奥には死後も携えていくためのアストラル体や霊体(メンタル体)も重なって存在します。そこには、主要な外的・内的体験がすべて銘記されていますが、それはあの世で今一度この世での体験を再体験しながら、学びに変えていくためのものです。しかし、一般的に普段意識できるのは、肉体脳の主に大脳によって認知できる範囲であって、幽体や霊体は無意識のまま、ほとんど認識されることはありません。

 

そして、人間が死んだ場合はまず一番外側の肉体を脱ぎ、それに続いて仏教的に言うならば四十九日の間に、エーテル体(幽体)も脱ぐことになります。ところが予期せぬ突然の死や、地上への強い執着、また現代では「死んだら無になる」と思っていたのに、まだ意識があるために生きているつもりでいるなど、さまざまな理由によって幽体を脱がずにそのまま幽界に留まっている、そういう霊が非常に増えているのです。

 

その場合は、生きているときには自分を肉体と思っていて、幽体や霊体を意識できなかったように、幽界霊はその奥にあるアストラル体や霊体を意識できないまま、エーテル体でさまようことになります。それをたまたまこの世の霊感の強い人は幽霊として認知したり、あるいはエーテル体同士が引き合って憑依されてしまうということも、現代ではよく起こっているのです。

 

そのように幽界霊(人間に憑依している場合は憑依霊)のボディーは、実際には3層構造になっていますが、ある時期まではエーテル体とアストラル体は第2層の幽体として曖昧なまま混在していました。しかし、その後エーテル体はこの世のものとして、アストラル体はあの世に携えていくものとして、再度切り分けられるようになりました。実際に19世紀後半の科学的研究においては、エーテル体は物質として分析された結果も出ているのです。

 

もう一つ、この図で注目されるべき点は、人間のボディーの方ではエーテル体は無意識とされていますが、幽体霊の側のエーテル体は意識と書かれているところです。この点も、これまで曖昧だったところですが、それは現代においては、人間の磁力に無意識的に引き寄せられた憑依霊と、かなり意図的に自ら憑依して人間をコントロールしている憑依霊とがいるからです。ですから、ここではあえて意識と書きましたが、無意識的に幽界を浮遊している霊と、虎視眈々と憑依する対象を狙っている霊とがいる、ということです。

 

なお、死後に無事そのエーテル体も脱いだ場合は、<あの世>に速やかに移行してアストラル体に記銘された感情や欲求を再体験しながら浄化し、それが終了すると次にはメンタル体に残された個人的・集合的観念をありのままに見て、学んで、浄化していくことになります。

 

それらがすべて終了した場合は、個に分かれて体験すべきことはすべて学んだということで、4次元の直日=解脱ポイントを超えて、これまでは次の天界へと進むことになっていましたが、今は5次元の<新たな世界>へと進むことになっています。

 

 

 

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