NEW 1. 直日とは

まえがき

今回は、これまで「この世とあの世の仕組み」を語る上でキーワードとなっていた、「直日」や「魂」それに「アカシック・フィールドとアカシック・レコードの違い」などについて、改めてHP掲載のためにまとめてみました。

これらのまとめをHPに掲載するのは初めてのようですが、それは解明を深めるにつれて見え方が変わるということがあったからで、今後もこのまとめは変わる可能性もありますが、今回は現時点でできるだけ明確にまとめたものとしてご覧下さい。

 

 

 

<直日>とは


2025年830

直日とは、神道の中で使われてきた言葉で、直日(なおび)と禍日(まがつひ)との対比として、神に向かう霊的性質とされていました。しかしそれ以上の説明はなされず、曖昧なままになっていたのは、手垢のつかないようにその言葉を据え置き、必要になった時にその本来の意味が明かされるためでした。直日とは神との接点として、その時が来たら、最後の扉を開けるためのものだったからです。

 

 

◎人間から見た、神との接点としての直日

 

直日とは、第1層の霊的自我に内在する魂の中核にある、神との接点です。その直日を通して、神(=あの世の私)からの意識や情報が、人間(=この世の私)に入ってきて、その情報によって体や心が機能し、外的世界がホログラムとして映し出されているのです。

 

また、人間に「選択の自由」を与えるために、ニュートラルな意識がもう一つの<第3層の直日>から入ってくるようになっています。それによって、あの世からの情報によって映し出されるホログラムを、それぞれが(ありのままであろうと歪曲しようと)自由に認識することができるようになっています。

 

そのように、直日は天からの意識や情報の通路となっているために、その直日を辿っていくことによって、神へと回帰するルートにもなります。それを逆に神側から見るならば、最初は1点だった直日が、さまざまな分身となり、それらすべてが直日ネットワークとしてつながっているとも言えます(参照:【図】No.0 直日ネットワーク)。その一番外側に位置する直日が、私たち人間なのです。ですから、次元をあげて意識できる範囲を広げていくほど、大元の神に近づいていく、という仕組みになっています。

 

 

◎宇宙の構造における直日

 

直日は人間だけではなく、すべての生命や地球、その他の星や銀河などの中心にもあるので、宇宙の構造を紐解くための重要な鍵にもなっています。ここからは、そのようなシステムとしての直日の説明です。まずは、3次元から10次元まで、それぞれの次元にある直日を大別すれば、以下のようになります。

 

①奇数次元の直日:分霊としてあらゆる存在とつながり、神からの情報が伝わるネットワークとして機能するための直日
②偶数次元の直日:次元間の接続点として、シールドを超えるための次元法則の解除を担う直日

③最終的に<リセット・リスタート>をして、次元拡大するための特異点としての直日

以下が、その詳しい説明です。

 

①あらゆる存在をつなげるための直日
宇宙のすべてが連動して均衡を保っているのは、直日をつたって情報が瞬時に共有されているからです。3次元での情報は言葉で伝え、5次元での情報はビジョン(光)で伝えられますが、7次元からの情報は<音>によって伝えられます。それは地上の音波として聞こえる音ではなく、宇宙の真空の中でも伝わるような音です。その音による情報が、直日を通ってすべての宇宙生命に伝えられ、全体としての調和が保たれているのです。

②次元間の接続点としての直日
9次元から3次元へと徐々に難易度を上げて作られたこの3次元では、そこに最後に現れた神の分身たる人間に、「神に向かうも反するも自由」という「選択の自由」が与えられました。そのため、人類の集合意識がネガティブな方向へと向かった場合に、その悪影響が宇宙に及ばないようにするために、偶数次元には幾重にもシールドが張られました。そして、そのシールドを超えられる唯一のポイントとして直日が置かれ、そこを超えるには、その次元の情報をすべて集約した法則を、張り付けることが必要でした。

③最終的な<リセット・リスタート>のための特異点としての直日

人間が<大元の直日>に回帰するためには、あの世とこの世に分岐したフィールドを再統合するために、あの世(意識)のネットワークを形成する直日と、この世(ヒモ)のネットワークを形成するブラックホールとを重なる必要がありました。そして、ブラックホール(収集)→直日(特異点)→ホワイトホール(拡散)となって、次元を拡大するための<リセット・リスタート>が行われます。その際、直日を通過できるのは、最大限に凝縮された種としての音で、それが次の次元へと情報を運びます。

 

 

◎大元の直日(直日神)の存在とは

 

現在の9次元の宇宙泡で説明するならば、その中心に内在する<大元の神>と、その外側に存在する<大元の直日>とは異なります。<大元の神>とその分身としての<人間>は、この宇宙泡の中で<あの世の私>と<この世の私>として、「私とは何か」という謎かけ・謎解きゲームをしています。

 

それを外側から、両者にニュートラルな(0次元からの)意識を送りながら、見守っているのが<大元の直日>です。それは、あくまでもそれぞれの自由を補償して、どのような宇宙を創造するかは、すべて内部の存在に委ねて見守るのが、<神のリーラ>だからなのでしょう。

 

以上のように、簡単に言えば直日とは神との接点ということなのですが、すべての生命体から人間・地球・銀河・宇宙泡に至るまで、その中核には直日があるために、どの視点で見るかによって、直日の説明の仕方はかなり変わってしまうのです。それゆえ、人類から宇宙の構造に至るまで、その時々の文脈に沿った直日の機能を、汲み取っていただければと思います。

 

 

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