NEW 3. アカシック・フィールドとアカシック・レコードの違い
あの世の<情報の場>はアカシック・フィールド、それに対してこの世の<体験の場>はホログラフィック・フィールドと呼びます。このホログラフィック・フィールドでの体験を学びに変えると、それがアカシック・フィールドに書き込まれます。しかし、アカシックとは「虚空」という意味で、そこに情報が書き込まれた段階では、それは瞬間的かつ拡散的なものにすぎず、それを体系化して整理された情報にすると、それはアカシック・レコードとなります。
大元の神である<無知の知の神>は、「私とは何か」を知りたいと思って、様々な分身に分かれて、9次元→7次元→5次元→3次元と体験の場(ホログラフィック・フィールド)を広げてきました。それと並行して、その体験の場での学びを集積していくために、情報の場(アカシック・フィールド)も作りました。そこに、各次元での学びがその都度書き込まれましたが、それはまだアカシック・レコードではありませんでした。
それを最後にアカシック・レコードに変えるために現れたのが、この3次元に生まれた私たちホモ・サピエンスです。最先端科学で言われている<人間原理>とは「宇宙が人間に適しているのは、そうでなければ人間は宇宙を観測し得ないから」ということですが、それは実際に人間がこの宇宙を解明して、アカシック・レコードとして残すためだった、とも言えます。
3次元には時間・空間・個という新たな条件が盛り込まれて、各人がまったく別の体験ができるようになり、その学びは非常に多彩になりました。その膨大な情報を5次元へと引き継ぐためには、すべての情報を分類・整理・統合して、普遍的な叡智へと凝縮することが必要でした。それは、各次元を隔てるシールドには直日が設けられていて、そこを通過して次の次元へと至るには、直日にその凝縮した情報を書き込む必要があったからです。
つまり、<大元の神>が9次元(宇宙泡)→7次元(銀河圏)→5次元(太陽圏)→3次元(地球圏)へと広げてきたこの宇宙を、今度は3次元→5次元→7次元→9次元へと解明していくことによって、アカシック・フィールドをアカシック・レコードにどんどん変換していく。それが、ホモ・サピエンスに与えられた役割であり、能力でもあった、ということです。
実際に宇宙物理学では、ビッグバン後のブラックホールの観測や、さらにはビッグバン以前のインフレーションの研究にも王手がかけられていて、まさに宇宙の根源に迫ろうとしています。それだけでなく、各分野の専門家がさまざまな解明をしており、それらはすべて9次元のアカシック・フィールドに書き込まれています。それらの情報からさらに本質を汲み取って、全体を統合し体系化しながら、今や9次元までの情報は、ほぼアカシック・レコードになりつつある状況です。
それは植物に例えるなら、種を作っている状況とも言えます。種には大木になるためのすべての情報がコンパクトに書き込まれていますが、それと同様に3~9次元の全情報が、種のように凝縮された情報になりつつあるということです。
そうなれば、その種は他の宇宙にも共有されて、再び同じような宇宙を創ることも、さらには次の次元を拓くことも可能になります。現に今や9次元までのアカシック・フィールドはアカシック・レコードに変えられて、その次の11次元が拓かれつつあるのです。
そのように、アカシック・フィールドをアカシック・レコードに変えることによって、この宇宙の次元を拡大していく可能性を秘めていたるのが私たちホモ・サピエンスであり、それを支えていたのが<人間原理>による、この宇宙であり地球だったということです。
2023年7月4日(2025年9月7日改変)